「まだ見ぬまちへ~石巻・小さなコミュニティの物語~」

とき:2018年1月27日(土) 午後6時00分~9時30分

ところ:世田谷区立総合福祉センター三階

(小田急線梅ヶ丘北口・豪徳寺徒歩5分)

私たちの生き方が根本から問い直された日、2011年3月11日から7年の歳月が経とうとしています。1995年の阪神大震災の1年後から、長田区の野田北部・鷹取地区を定点に、まちと人びとの再生のようすを記録し続けてきた「青池組」に伴走しながら世田谷の地で「神戸をわすれない!」と言い続けて、地域の中での平時の人と人との関係づくりがまちづくりにどんなに大切であるかを、神戸の体験からから学ばせてもらってきました。いつやってくるかわからない首都直下型地震に備えなくてはならない私たちにとって、学びは貴重な財産です。
青池組は、3.11のあと、津波で壊滅的被害を受けた石巻の門脇小学校を中心に、とくに地域の中でのこどもたちの再生への歩みを撮り続け、「津波のあとの時間割」「3月11日を生きて」を発表してきました。「神戸をわすれない」でも、これまで映画を観て「震災とこどもたち」をテーマにゲストのトークとともに考える会を開催してきました。待たれていた第三作目「まだ見ぬまちへ」が、ついに先ごろ完成。石巻でのお披露目を経て、1月には東京にやってきます。世田谷での上映会が初回になります。「人とコミュニティの再生」は、野田北部・鷹取での「記憶」映画作りに始まり、青池組の永遠のテーマです。ひとたび失われた地域社会に代わる新しいコミュニティつくりのプロセスを6年半にわたって撮り続けてきたドキュメンタリー映画を観て、日本のどの地域でも課題となっているコミュニティづくりの取り組みを共に考え合いたいと思います。監督はもちろん青池憲司さん、そして編集はいつもの村本勝さん、ナレーションがこの会の「同志」黒田福美さん、というのが嬉しいですね。映画が2時間半と、いつもより長いので、今回は映画鑑賞をメインに、青池さんのお話、参加者との対話で構成しようかと思っています。

この会では毎度おなじみの、長田神社前商店街のきねやさんの「グージーまんじゅう」も待っています。おみくじつきのおまんじゅうで、新しい年の幸運をゲットしてください。お待ちしています。
   (神戸をわすれない・せたがや  星野弥生)